[2023年最新版] アマゾンフレックスの収入とオファーを説明します。[軽貨物]

「アマゾンフレックス」についてGoogle検索すると、内容の薄い情報しかなかったのでアマゾンフレックスと委託会社に所属してデリプロとして稼働した経験の目線で記事にしました。

アマゾンフレックスとは

アマゾンフレックスとは、個人事業主が直接業務委託契約を結び、最大手通販サイトアマゾンから注文された商品を軽自動車で配送するサービスです。

アマゾンフレックスは上記の3つを強みにしています。

スマホにてアマゾンフレックス専用のアプリを使用し配達を行い、ある程度のルートや地図も指示されるので、宅配をした事がない人でも気軽に始めることができます。

上記の画像は稼働した時に、配達する荷物にピンが立っている状態です。

ゼンリン地図と連携されているアマゾンフレックスのアプリは、拡大することもできるので非常に優れたアプリです。

また時間指定の荷物に関しては、ひと目でわかるようにアップデートされ配達効率が向上されました。
置き配指示やガスメーターへの置き配指示は、ピンをタップすると記載されています。

アマゾンフレックスの募集について

アマゾンフレックスは稼働しているエリア全てについて随時募集しているわけではありません。
地域により定員に達すると募集は停止されます。

現在の募集エリアについては公式サイトに随時更新されているのでチェックして、自分の希望する稼働エリアが募集中の場合は早めに登録される事をおすすめします。

稼働できるエリア

稼働できる拠点エリアは年々増えています。
最新の情報を公式サイトで確認しましょう。

2023年4月時点でのアマゾンフレックス稼働エリア

東北・北海道	札幌
	青森
	盛岡
	秋田
	仙台
関東・甲信越	東京
	埼玉
	神奈川
	長野
東海	静岡
	名古屋
関西・中国	大阪
	兵庫
	広島
四国	徳島
	香川
九州・沖縄	福岡
	熊本
	沖縄

アマゾンフレックスの参加条件

年齢制限

年齢は20歳以上であることが必須です。
運転免許取得後、⚪︎年以上の制限は設けられていません。
中には初心者マークをつけて稼働している方もいらっしゃいます。

外国籍の方でも日本での就労資格があれば参加できます。

用意する車両について

黒ナンバーの軽自動車を所有していること

貨物軽自動車運送事業の届出がされた営業用軽自動車（黒ナンバー）が必要です。

車両のタイプ

バンタイプの軽貨物車、幌車やパネルバンの車両。
代表的な軽貨物車として、エブリィやハイゼット、年式の新しいN-VANです。

また、４時間以上のオファーを受諾するためには積載量の制限があります。
通常の軽バンならクリアできますがアルトやワゴンRのような車では積みきれない為参加できません。

荷室長さ、高さ、幅の合計	4,000mm以上のワンボックスタイプ
最大積載量	350kg

N-BOXやタントの軽乗用車での配達について、詳しく過去の記事で解説しています。

黒ナンバーであればリース車でも大丈夫

軽貨物のギグワークや他社の宅配委託などの場合、車体の色や所有状況に制限がある場合がありますがアマゾンフレックスでは問題ありません。
思いっきり他社のロゴが入った車やラッピング車でも仕事ができます。

任意保険に加入していること

対物1億円以上、対⼈無制限が必須加入になっています。

用意するスマートフォンについて

スマートフォンのスペック

Andoroidの場合安価なスマホもありますが、GPSの性能が低いものがあります。
Bluetoothで位置情報を常にとりますので、正確な位置がでるものが好ましいです。

また多くの人がGoogleMAPやゼンリンの配達アプリを同時使用していると思いますが、軽いアプリではないのである程度処理速度の早く、ギガ制限のないスマーとフォンがオススメです。

スマートフォンは仕事道具で常に使用するので、モバイルバッテリーは必須です。

iPadやタブレットで他の地図アプリを起動しつつ、業務を行っている人もいます。
自分に合った、配達しやすい方法を見つけていきましょう。

必要書類

・運転免許証
・車検証

2023年4月以降、登録書類が簡略化されました。

すべて登録時にオンラインで送信する形になります。

稼働時間と報酬

稼働時間

1日１２時間、週５０時間までオファーを受諾できる（仕事ができる）と見られています。
またこの時間制限は繁忙期等に変動することも判明しています。
繁忙期の忙しい年末時にはたくさん仕事ができる上、報酬単価が高い傾向にあります。

報酬

報酬は地域により異なります。
関東の場合１時間で2,037円（税込）となり、アマゾンフレックス公式ページのモデルに倣うと１日１０時間×２２日稼働で、448,140円となります。

また支払いサイクルは基本、週払いで火曜日締めの翌日水曜日に登録した銀行口座に振り込まれます。
銀行の指定は特になしで振込手数料もアマゾン持ちです。

止むを得ない事情でブロック時間を超えて仕事をした場合でも、追加のお金は支払われません。

アマゾンフレックスの経費

個人事業主としての委託契約ですので、車両費、保険代、ガソリン代、ランチ代は当然自分持ちです。

領収書は確定申告時に必要なので、しっかり保管しておきましょう。

アマゾンフレックスの税金

アマゾンフレックスは自営業者としての委託契約になるので、税金の天引き等は一切ありませんので確定申告が必要となります。

また副業で参加される方も年間20万円以上の報酬を受け取る場合は、確定申告の対象となります。

アマゾンフレックス　オファーの取得方法

上記の画像はオファー画面になります。

僕が始めた当初は、オファーがいつ出るのか全くわからずたまたま出たオファーを拾う程度でした。
オファーは早く取った者勝ちです。

初心者の最初の稼働は“ナーサーリー”と言われる少なめの荷物量からスタートできるので安心です。
最初のうちはスピートを意識するより、時間指定の厳守や誤配などおこさないように確実丁寧な配送を心がけましょう。

またステーションによってはある条件が揃うと、その人に先行で「アーリーアクセス」というオファーが出ることもあります。そもそも優先があるのか、またその出現条件は成績？取得数？なにも公表はされてません。

オファー開始時刻の丁度１週間前に出る”可能性”がたかいです。

オファーのは、オファーの開始時間１週間前の同時間に出るのが基本ですが、この法則通り出ず、ある日まとめて出たりかなり変動があります。
同じステーションの人と情報交換をして挑みましょう。

アマゾンフレックスのメリットとデメリット

メリット

・支払いサイクルが週払いで早い。
・稼働時間が調整しやすい。
・働く前の面接がない。

デメリット

・始める前に車両を用意する必要がある。
・競合が多くオファーが取れない時がある。
・契約解除される可能性がある。
・サポートがない。

また、委託会社デリプロでの稼働の場合には、上記のデメリットが当てはまりません。

車両を用意する必要がある→車両を用意する必要がない（リース車）
オファーが取れない時がある→安定して常にオファーがある。
契約解除される可能性がある→アマゾンフレックスに比べて少ない。
サポートがない→応援要請できる（自社フォロー制度を設けている会社もアリ）

アマゾンフレックスが人気な理由

• 代引き、着払いがない。
• 置き配が多い。
• 冷蔵、冷凍荷物がない。
• 個数単価ではなく日給制なので収入が安定する。
• 髪・ネイル・服装に制限がないので気軽に働ける。
• 他の仕事と掛け合わせしやすい。

未経験車には参入しやすく、置き配が多いことからドライバーの負担が少ないと言えます。

アマゾンフレックスで働いている人の傾向として、Uber eatsなどのフードデリバリーと掛け合わせしている人が多いです。

アマゾンフレックスの注意点

マゾンフレックス開始当初はSNSへの過度な露出や、Youtuberによるステーション内部の撮影などがあり、そのような参加者は、公式にコメントは出ていませんが契約解除（垢バン）になった方が複数います。
最近はツイッター等へ配達アプリの画面のスクリーンショットを載せている人をよく見かけますが、簡単に個人が特定できるのでかなりハイリスクな行動なので控えましょう。

いずれも常識の範囲内で配達を行なっていれば契約解除になりません。

2人での配送は基本禁止

都市部での駐禁対策などの理由で、助手席に人を乗せて配達をしていいのか？という質問がよくありますが、アマゾンフレックス２人での配達は基本禁止です。

主な理由として、アマゾンとの契約者以外の人がステーション内へ入るとセキュリティ・安全面での保証ができないためです。

デリプロは研修などの理由により、2人の配送が許されていますがステーションにより異なるので事前に確認する必要があります。

まとめ

・稼働したいエリアが募集中の場合には、早めに申し込む。
・最初はスピードより、誤配をせず品質の高い配達を心がける。
・SNSへの過度な露出は契約解除になる可能性があるのでアカウントを大事にしよう。

アマゾンフレックスの基本的な情報を元に、実際に僕が稼働して得た情報を追加して紹介しました。

もっと気軽に働きたいと思う人にはAmazon Hubという働き方があります。
Amazon flexと比べると、報酬は低いですが荷物量が少ないので未経験者や試しにチャレンジしたい人には向いています。

今回の記事の他にも、配達に関するブログを随時更新しているのでチェックしてください。