女性が軽貨物ドライバーをやってはいけない理由ってあるの?働き方を解説
女性が軽貨物ドライバーをやってはいけない理由ってあるの?
弊社所属の女性ドライバーの意見を参考にしつつ、このようなお悩みを解決します。
軽貨物ドライバーは男性のイメージがありますが、ここ最近では女性を見かける事が多くなりました。
案件の多様化や、ギグワークの普及により参入しやすくなったからです。
また、運送業界全体が人手不足なので女性を積極的に採用している企業が見受けられます。
女性の活躍により、人手不足解消に繋がると言っても過言ではありません。
✔︎ 本記事の内容
・女性が軽貨物の仕事をするのがオススメな理由
・女性の軽貨物ドライバーに求められていること
・向いている人、向いていない人の特徴
・女性にオススメできる案件
✔︎ 本記事の信頼性
軽貨物歴8年目で今では、軽貨物事業を経営していて生計を立てています。
企業配のアスクルに入社した頃は男社会で女性を見かけることはありませんでした。
当時は女性が参入しにくい環境があり、企業側も女性を採用するのを注力していなかったように思います。
女性が軽貨物業界に参入するのをおすすめできる理由3選
結論から言うと自分のペースで仕事できる観点などから、女性が軽貨物に参入するのはお勧めできます。
少し前までは、トイレがない、更衣室がないなど女性にとって働きにくい環境でしたが、国土交通省からのトラガール促進プロジェクトの影響もあり各社環境整備が進んでいます。
実際に、宅配大手の佐川急便では全体社員のうち27.2%が女性ドライバーです。(2019年3月時点)
軽貨物は、大型車のように大きな荷物は少なく比較的小物(重量5kg未満)の荷物が多いので、女性ドライバーも活躍できる環境となっています。
では、お薦めできる理由を3つ紹介します。
①:男女との収入格差をなくす事ができる
近年、男女との収入格差をニュースで取り上げられているのを目にします。
同じ仕事をしていても女性より男性の方が、昇給や昇進が早いってシンプルにおかしいですよね。
参照元:マイナビウーマン
日本は韓国に次いで世界ワースト2位の男女賃金格差です。女性の失業率も男性と比べて高い傾向にあります。
内閣府男女共同参画局によれば、令和3年男性一般労働者の給与水準を100とした時、女性一般労働者の給与水準は75.2のデータが出ています。
軽貨物の仕事は所属する委託会社や経験により、収入のバラつきはありますが男女との収入格差は皆無です。
また、産休などで休職した場合でも社会復帰しやすいので軽貨物の仕事は魅力的です。
②:人間関係で悩むことがなくなる
心理学者のアドラーは人の悩みの9割は、人間関係であると断言しました。
軽貨物の仕事は、基本1人で業務を行うのでオフィスワークや営業職と違い人間関係の悩みは極端になくなります。
対人関係のストレスはなくなるのは大きなポイントです。
女性ばかりの職場のようなギスギスした感じがないので、気楽に働く事ができます。
弊社所属の女性ドライバーは、前職がコールセンターで女性が多く人間関係で悩んでいたので軽貨物に転職したと言っていました。
③:髪型、ネイル、服装が自由
仕事の案件にもよりますが髪型、ネイル、服装が自由なことが多いです。
女性は男性より美意識が高いので、髪の毛の色やネイル、服装の縛りがないのは嬉しいポイントではないでしょうか。
未だに飲食店では、髪の毛の色やネイル禁止な場所がありますよね!?
また、荷物が小さくて軽く運びやすいのでネイルをしていても支障はありません。
清潔感さえクリアできたらキツく言われることはありません。
女性の軽貨物ドライバーに求められていること
配達の仕事は、ただ荷物を運ぶだけではなくサービスが求められています。
配達でいうサービスとは、笑顔、時間の厳守、正しい住所に届ける正確さ、丁寧な荷扱い、清潔さになります。
男性より女性の方がこのようなことに長けている事から、女性ドライバーが企業に求められている理由です。
年々、増える物量に比例してクレームも増え企業側は配達員の質を高める努力をしています。
その解決策の1つが、女性の採用だと感じています。
軽貨物業の先行イメージを払拭させて、女性が働きやすい環境を作ることが今後の軽貨物業界の課題です。
女性ドライバーはクレームが少ない
✔︎ 時間クレーム(遅配・早配)
✔︎ 荷物の破損
✔︎ 誤配
✔︎ 臭い(主にタバコ)
✔︎ 言葉使い(電話対応も含む)
男性ドライバーに比べて女性ドライバーの方がお客様への印象が柔らかい為、クレームが少ないです。
最近では「臭い」に関するクレームが多い傾向にあります。
「荷物にタバコの臭いがする」は重大クレームに繋がり契約解約されたケースを過去に見てきました。
喫煙する方は消臭スプレーなどのケアグッズを使用して対策する方法がありますが、喫煙しないお客様にとって「臭い」は敏感です。気をつけましょう。
女性ドライバーの働き方
女性ドライバーの中には、家事や育児の合間に働いている人もいます。
軽貨物の仕事は、スポット便の他にも、午前中だけや午後だけの定期便もあります。
スポット便とは、稼働時間と料金が決められた配送形態です。
人それぞれの生活スタイルに合わせて稼働することができるのも軽貨物の魅力的な部分と言えます。
女性にオススメの案件はルート配送
ルート配送とは、あらかじめ決められたコースや店舗などの配送・集荷業務です。
毎日同じコース、同じ店舗に伺うのでストレスがないのが特徴です。
また、道に迷うこともないので配達スピードが遅くなる心配もいりません。
その他にもフードデリバリーや引越しの補助(主に女性のお客様のフォロー)、オフィスなどへのお弁当配送が女性にオススメの案件です。
子供が幼稚園や小学校に行っている間に短時間で働く選択肢も可能です。
条件付きになるので委託会社と相談する必要があります。
軽貨物に向いている人と、向いていない人について過去の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
まとめ
この記事についてまとめました。
・収入に男女格差はなし
・企業側は女性ドライバーを求めている
・家事や育児の合間に働くことができる
軽貨物の仕事は、免許さえあれば参入できて、運転や接客が好きであれば天職になれると思います。
人間関係で悩む必要もないので、体力さえあれば続けれるはずです。
しかし、どんな仕事にもありますが良いところばかりではありません。
夏は灼熱の暑さで、豪雨の時でも仕事はあるので辛いと感じる時もあるでしょう。
日焼け対策や雨天時の対策を見つけることで、仕事効率が上がります。
もし一歩踏み出そうか迷っている人の参考になれば幸いです!