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[実態] 軽貨物を辞める人が多い理由

質問者

軽貨物を辞める人が多い理由って何?
実際どうなの?

このような疑問を解決します。

軽貨物ドライバーとして働いている人や、これから参入したいと考えている人の参考にしていただければと思います。

この記事を書いた人

<プロフィール>

✔︎ 軽貨物事業を経営
✔︎ コーポレートサイトを運営
✔︎ 軽貨物開業サポート
✔︎ 大手宅配会社を経験
 アスクル→佐川急便→西濃運輸→Amazon

ゆーき

僕は宅配を中心とした軽貨物業界に携わり8年が経過しました。
軽貨物事業を経営しており、今まで数多くのドライバーと関わってきました。

軽貨物ドライバーを辞めたいと思った理由、辞めたくなる委託会社の特徴などを目の当たりにしたので紹介します。

✔︎ この記事でわかること

・軽貨物を辞めたい人の理由
・軽貨物ドライバーを続ける人の共通点
・こんな軽貨物会社はやめとけ!

目次

軽貨物ドライバーを辞めたい人の本当の理由とは?

軽貨物に限らず、どんな仕事においても辞めたいと思うことはあるでしょう。

エンジャパンが公表した退職理由のアンケートによると「退職を考え始めたきっかけを教えてください」に対する結果は以下のようになっています。

引用元:退職理由について/エン転職

1位:やりがい・達成感を感じないから
   特に男性は仕事に費やす時間が長いので、正当に評価されないと不満に感じますよね。
   評価制度は長期的に働いていく上で大切な要因です。

2位:給与が低かった
   仕事に対するモチベーションの源になるので、給与が低いと満足度が下がりますよね。
   20代から40代を見ても圧倒的に多かったのが「給与の低さ」です。

3位:企業の将来性に疑問を感じたから
   業界や会社の将来が不安になったという内容です。
   会社の業績の悪さ、会社の方針や理念に共感できないと疑問を感じ退職を決意する人もいます。

4位:人間関係が悪かったから
   上司や同僚と関係性が悪く、働きづらい環境になり退職を決意するパターンです。
   仕事にやりがいがあっても、人間関係に問題があれば働き続けるのは難しいですよね。

前置きが長くなりましたが、軽貨物ドライバーを辞めたいと思った本当の理由を細かく紹介していきます。

予想以上に給料が低い

軽貨物の求人サイトを見たときに、興味を引くために「稼げます」「月に100万円も可能」と掲げている会社がいます。
実際は、普通自動車免許さえあれば誰でも気軽に始めることができるので給料があまり高くないことがあります。

勤務時間が長い割には給料が低いと感じる人も少なくないようです。
また、ガソリンや車のメンテナンス代などの経費が予想以上にかかり辞めたいと感じる人もいています。

拘束時間が長い、休日が少ない

近年、ネット通販の需要増加により荷物量が増えて拘束時間が長くなるケースが増えています。

また運送業界全体的に、人手不足なので週6日働くことも少なくありません。
休日が少ないとプライベートや家庭の時間を作れなくなるため、不満を感じ辞めたいと思う人がいます。

企業配をメインに働いている人であれば、企業の休日と合わせて土日が休日となりますが、宅配の場合は休日に関わらず仕事があります。企業配、宅配に関わらず週休2日や希望休を取れる委託会社を選びましょう。

荷物の積み下ろし作業が辛い

中型や大型トラックであればフォークリフトを使って荷物の積み下ろしをしますが、軽貨物の場合は手作業です。

年齢が若ければ大した労力ではありませんが、体力と筋肉が衰えてくるシニア層にはキツく感じるでしょう。
基本的に、軽貨物は小さくて荷物が軽い物メインですが、女性でも辛いと感じる人がいるのも事実です。

また、荷物の積み下ろし作業で腰を壊してしまった人もいます。腰用のサポーターをつけて対策できますが限界があります。ヘルニアまでいってしまう前に辞めたいという人もいます。

事故を起こすリスクがある

一般の人と比べて、軽貨物ドライバーは車を運転する時間が長いです。
運転する時間が長ければ、比例して事故を起こす可能性が高くなります。
安全運転は基本ですが、疲れていたり油断すれば事故に繋がるのでプレッシャーで怖くなって辞めたいと感じる人がいます。

軽貨物ドライバーを続ける理由

軽貨物ドライバーを辞める人が多い反面、ずっと続けている人も居ています。
続けている人には共通点があるので紹介します。

運転が好き

当たり前ですが、軽貨物ドライバーは1日の大半を運転をしているので運転が好きな人が多い傾向があります。
長時間の運転が苦に感じない、むしろ楽しいと思える人は軽貨物ドライバーを続けている人が多いです。

その他にも、景色を見るのが好きな人や建物を見るのが好きな人は向いていると言えるでしょう。

ゆーき

僕は配達中に気になる飲食店を見つけて、昼飯探しをしていました。笑
あと何より運転が好きです!

1人が好き

軽貨物ドライバーは企業や個人宅への荷物配達がメインで基本的に1人で行う仕事です。
配達先では、挨拶程度のコミュニケーションだけで済むので人と接する人が苦手な人でも続けている印象があります。

もちろん、人と接することが好きな人に越した事はありませんが・・・

他の職種と比べて人間関係に悩むことが極端に少ないのが軽貨物の良いところでもあります。

体力に自信があって体を動かすのが好き

軽貨物ドライバーは荷物の積み下ろし作業や、車の乗降りを何回も繰り返すので体力がある程度必要になってきます。
また、エレベーターのない団地では階段で5階まで配達することもあります。なので体力がない人はキツいです。

健康維持で体を動かしたい人、ダイエット感覚で軽貨物ドライバーをしている人もいます。

ゆーき

普段、ジム通いをしている人に筋トレ感覚で「水の配達案件」どう?
と提案したことがあります。
一石二鳥だと言い引き受けてくれました。笑

毎日同じルーティンが好き

軽貨物ドライバーの仕事は、毎日同じことの繰り返しになる可能性が高いです。
決まった企業の配達や個人宅に荷物を配達するとなれば、配達ルートも同じになるので飽き性の人は不向きです。
飽きない為にも荷主を探すことも重要です。

毎日同じルーティンが苦にならない人や、何か楽しみを見つけられる人は軽貨物ドライバーを続けているイメージです。

こんな会社はやめとけ!悪徳会社の特徴

実は、軽貨物の委託会社が原因で辞める人も多いです。
悪徳会社には特徴があるので紹介していきます。

悪徳会社に当たらない為に、他社と比較することが重要です。

給料が低すぎる

軽貨物ドライバーの給料は歩合制を採用している会社が多いです。
つまり、働いたら働いた分だけ給料をいただけますが、悪徳会社は悪用して給与水準が低いです。

歩合率やロイヤリティは会社や地域によって異なりますが、荷物1つあたりの平均は120円〜150円の報酬があります。
通常に業務を行えば1日あたり、15,000円程度です。月にすると300,000円以上は稼げます。

歩合率やロイヤリティを公表していない会社は、この報酬より低い金額で仕事を振ってくる可能性が高いので注意が必要です。また、組合費や事務手数料、管理費を給与から天引きされる会社は疑いましょう。

お金の管理が適当

従業員が数名の小さな会社では、給料の未払い、分割払い、給料振り込みの遅延といった悪徳会社があります。

これは、違法行為にあたるので毎月当たり前に行う会社は辞めましょう。

拘束時間が長すぎる

厚生労働省が定める運送業界の拘束時間は1日13時間までとなっています。
また、週2回までであれば1日16時間まで働いていいとされています。
これ以上に働かせる会社は注意しましょう。

ゆーき

月に80時間の残業を超えると過労死のリスクが高まります

休みを取らせてくれない

一般的な会社や運送会社は週休2日制度です。
しかし運送業界は人手不足だから仕方ないと言う理由で、従業員のことを考えず休みを取らせてくれない会社が存在します。

体を壊さない為にも、事前に休日がどのくらいあるのか確認しておきましょう。

まとめ

この記事について、まとめました。

・「お金」「人間関係」「働きがい」を失うと辞める可能性が高い
・軽貨物を続ける理由は、何より運転が好き
・委託会社が原因で辞める人も多い

お金に関して、委託会社に所属しつつ、色々な案件の組み合わせで生活出来る売上を立てることは可能です。

人間関係に関して、委託会社に所属して定期案件だけをこなす場合は人間関係で悩む事が少ないです。
しかし荷主を探して、直請けを検討している人は人間関係は付き物です。

働きがいに関して、年々宅配取扱個数が増えていて今後もさらに伸びるのが予測されているので、やり方次第や考え方次第では働きがいがあると言えます。

ネガティブなことに目を向けず、どうしたら打開できるのか、稼ぐことが出来るかに焦点を置いて行動していきましょう。

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