[実態] 軽貨物はやめとけ!と言われる理由。向いている人、向いてない人の特徴とは
軽貨物は体力的にきついのに収入が低いって聞くから
「やめとけ!」と言われる。実際どうなの?
軽貨物ドライバーは運転免許さえあれば、気軽に始めることができるので興味はあるけど「軽貨物ドライバーはきつい!やめとけ!」と聞くことが多いので、一歩が踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
✔︎ 本記事の内容
・軽貨物は「やめとけ!」と言われる理由
・軽貨物は「やめとけ」は嘘!メリット5つ
・軽貨物に向いている人、向いていない人
✔︎ 本記事の信頼性
本記事を書いている僕は軽貨物歴8年です。
今では軽貨物の経営者として生計を立てています。
軽貨物ドライバーは「軽貨物はやめとけ」「軽貨物はきつい」などネガティブな情報を目にしますよね。
この記事では軽貨物は「やめとけ!」「きつい!」と言われる理由や現場の実態を暴露していきます。
軽貨物はやめとけと言われる5つの理由
軽貨物は比較的初期費用が安く始めることができるので、異業種から転向される方が増えています。
しかし、始めるからには「やめとけ!」と言われる理由をしっかり理解した上でミスマッチを防ぎましょう。
①:労働時間が長くなることがある
軽貨物は労働時間が長くなりがちです。理由は人手不足、19時指定の荷物が多い為などが挙げられます。
平均的な軽貨物ドライバーの1日を見てみましょう。
・朝7時出勤して、配送センターにて荷物の積み込み
・午前中指定と14〜16時指定の荷物を配達して、配送センターに帰る
・配送センターに戻り、昼便の荷物の積み込み
・19時指定を含む荷物をひたすら配達
・配送センターに戻り、日報の提出と締め作業を終え21時頃に退社
このように軽貨物ドライバーは、朝早くから夜遅くまで拘束時間が長くなる傾向にあります。
また配達は、平日休日問わず仕事があるので、案件内容によっては土日や祝日の出勤があります。
その結果、他の仕事と比べると年間休日が少ないです。
週にどのくらい休みが欲しいか契約前にしっかり確認しておきましょう。
解決方法のポイント3つ
・固定ルートの案件の場合。
隣のエリアの配達員と助け合い19時指定の荷物を取ってもらい労働時間を短くする。
助けてもらったら次回は、19時指定の荷物を取ってあげるなどしてwin-winの関係をつくりましょう。
・ルートなどを見据えて、短時間に荷物を運べるように計画を練る。
効率を高めた結果、労働時間を減らす事ができます。
それでも解決できない場合にはエリアを変えてもらうのもいいかもしれません。
・自社のフォロー制度を活用する。
弊社は労働時間を短くする為、フォロー制度を実施して労働環境を日々整えています。
周辺地域を覚えて効率の良いルート組みや積み込みを徹底して、配達スピードを上げましょう。
②:重労働と言われることがある
宅配業務では、1日150個程度の荷物を100件以上配達します。
以下のような「きつさ」があります。
・配達コースを覚えるまで、配りきれない事がある。
・エレベーターのない団地を階段で5階まで上がる。
・時間指定に追われ休めない時がたまにある。
・事故をする可能性がある。
・天候の影響を受ける。
また宅配の仕事は、短い距離を「移動して降りてまた移動して」を繰り返すので徐々に体力が削られていきます。
最初の3ヶ月を乗り切るまでが大変です。
③:クレームがある
軽貨物に限った話ではないですが、お客様と接する仕事なのでクレームは当然あります。
クレームは運要素もありますが、お客様の立場に立った配達を心がけて誠実な業務を日々こなす事が解決策です。
クレームの要因は以下です。
・誤配する。
・置き配をする。
・たばこクレーム。
・電話対応が悪い。
・時間指定を守らない。
・荷物の破損と紛失をする。
・迷惑な駐車をして配達する。
・直接、宅配ボックスに入れる。
クレーム内容によっては契約解除される可能性があります。
契約解除のリスクヘッジのために、軽バンでできる仕事を複数登録しておきましょう。
登録だけ済ませておけば最短当日で働ける案件が増えました。
クレームは対策をしたら未然に防ぐ事ができます。
④:経費は自己負担
軽貨物運送業には、軽貨物車が必須です。
その他にも、以下のような費用がかかります。
・ガソリン代
・タイヤ交換代
・オイル交換代
・駐車場代
・車検代
・保険代
※リースする場合は所属する会社により車検代、保険代込みの場合もあります
売上から経費を引いたらいくら残るのか計算しておきましょう。
⑤:仕事が取れない
個人事業主なので、毎月の収入が補償されていません。
競争率が激しいため案件が受注できなかったり、固定費が圧迫してしまい廃業する人もいます。
確実に収入を得て安定させたいなら、運送会社に所属した方が手取り早いです。
委託会社では、複数の案件があるので自分に合う仕事案件が見つかりますよ。
過去に委託会社の選び方を解説しているので、あわせて読んでみて下さい。
「軽貨物はやめとけ!」は嘘!メリット5
軽貨物のお仕事はきついこともありますが、メリットもあります。
興味がある方は参考にして下さい。
・年齢や性別関係なく仕事ができる。
・未経験でも仕事ができる。
・自由な働き方ができる。
・圧倒的な需要がある。
・人間関係に悩まない。
・年齢や性別関係なく仕事ができる
軽貨物ドライバーは、年齢や性別に制限がなく仕事ができます。
トラックと違い家具や大型家電を運ぶ事がないので、力は必要ありません。
たまに飲料などの荷物がありますが、基本片手で持てる荷物が多いので、女性やシニアドライバーからも人気です。
女性やシニアに対して、コースや物量を考慮してくれる配送センターもあります。
痩せるし、健康的で運動になる理由から求人募集してくる人もいます。
・未経験でも仕事ができる
軽貨物ドライバーはスキルや、経験が一切なくても、免許証さえあれば仕事を始める事ができます。
営業活動をして荷主と契約を結ぶのはハードルが高く、法人相手じゃないと契約を結ぶ事ができない案件もあります。
アプリで案件を受注するギグワークと言う働き方もありますが「安定さ」「案件の豊富さ」を考えたら委託会社から始めるのがオススメです。
また、リスクなく法人化できるのも向上心ある人からしたら大きなポイントになります。
・自由な働き方ができる
巣ごもり需要やコロナ禍がきっかけで、通販市場が拡大しているため軽貨物・宅配業界は年々右肩あがりの成長をしています。
目標を持って働きたい方や、自分のペースで働きたい方にはおすすめです。
働く日程や時間を自由に決める事ができるのも大きなメリットです。
このことから、脱サラして個人事業主として働く人が増えています。
・圧倒的な需要がある
スマートフォンが普及して、気軽にネットで商品を購入するのは当たり前になりました。
今はなくてはならない、生活のインフラになりましたね。
上記の画像のように、EC市場の成長と共に、運送業界の需要も年々増え続けています。
電子商取引(EC)市場は、2018年には全体で18.0兆円規模、物販系分野で9.3兆円規模まで拡大。
EC市場規模の拡大に伴い、宅配便の取扱件数は5年間で約6.7億個(+18%)増加しています。
国土交通省によると令和2年の宅配取扱個数は、10年間で50%増の4億8,000個になりました。
案件は豊富にありますが荷物量に対して、人手が足りていないのが現状です。
・人間関係に悩まない
配達中、車内には自分1人だけなので人間関係に悩む事がサラリーマンと比べて少ないです。
また、お客様とも挨拶程度のコミュニケーションしか取らないので気楽です。
アドラーの心理学では「人の悩みの9割は人間関係から生まれる」と言われていますが、本当にその通りです。
1日の大半を家族以上に、仕事に費やしている人が多いので、人間関係のストレスをなくすことで楽しく仕事をすることができます。
また僕たちは関わる人によって、大きな影響を受けています。
逆に言えば、付き合うべき人と関わることによって、自分の人生に好影響を与える事ができます。
軽貨物に向いている人の特徴
普段から現場に出ることが多く、軽貨物ドライバーに向いている人の特徴がわかります。
また、面接の段階から下記に当てはまる人は長く続けている印象があり、向いていると言えるでしょう。
・運転が好きな人
・ルールを守れる人
・方向感覚に優れている人
・身体を動かすのが好きな人
・運転が好きな人
運転が好きな人は、きっと軽貨物の仕事に向いています。
仕事の大半は運転することが多いからですね。
一般の方より運転する時間が長い為、事故を起こす確率も高くなります。
なので、保険に入りドライブレコーダーを搭載しましょう。
僕は、運転をするのが好きなので天職でした。
ドライブでお金をもらえるとか最高です!
幸い、事故を起こした事がないので恵まれています。
違反はありますが・・・汗
・ルールを守れる人
「遅刻・無断欠勤や時間指定を守れない」「無断で置き配する」「無許可で敷地内に入る」など社会人としてのマナーを守れない人、各配送センターで定められているルールを守れない人は長続き出来ませんし、契約解除される可能性が高まります。契約解除を防ぐ為にも配達品質は守りましょう。
時間に追われる焦りから、配達品質が落ちてしまうケースがあります。
遅配は、繁忙期の荷物量や配送センターのトラブルにより遅れてしまう可能性があり、お客様にしっかり謝って事情を伝えたら許してもらえます。
しかし早配は、自分都合の「早く帰りたいから」の理由でするパターンが多いです。
お客様は、ちゃんと理由があり時間指定しています。
お客様目線の配達をしましょう。
・方向感覚に優れている人
目的地までスムーズに到着できる人、方角がわかる人は、配達スピードが早く向いていると言えます。
道順をすぐに覚えられる人や地図を見るのが得意な人は、効率よく配達できるでしょう。
今はGoogleマップがあるので、方向音痴の人でもなんとかなります。
僕が初心者の頃は、方向音痴でマンションの出口を迷うくらい酷かったですが、配達しているうちに克服できました。
・身体を動かすのが好きな人
運転以外にも歩き回ったり、エレベーターのない団地の階段を5階まで上がることもあります。
インドアの人や運動が嫌いな人は向いてないでしょう。
運動不足の人は健康的な生活が送れます。
軽貨物を始めてから痩せました!
軽貨物に向いていない人の特徴
軽貨物に向いていない人の特徴は下記の通りです。
・運転が嫌いな人
・向上心がない人
・スマホが使えない人
・運転が嫌いな人
軽貨物ドライバーは運転に費やす時間が大半なので、運転が苦痛と感じる人は向いていないでしょう。
単に運転するのではなく、景色を楽しんだり、飲食店を探しつつ運転したら楽しくなる可能性があるので、自分なりに工夫するといいかもしれません。
運転は好きではないけど「痩せたい」「体を動かして健康になりたい」などの理由で配達をしている人もいます。
・向上心がない人
軽貨物の仕事は、頑張ったら頑張った分だけ報酬が上がるので向上心がない人は辛く感じるでしょう。
軽貨物ドライバーをする意味や目標を立てて仕事をする事で、モチベーションの維持ができます。
暑い日も寒い日も、豪雨の時も関係なく仕事があるので向上心があることで強い味方になります。
以前、飲食店の開業資金を貯めたいから軽貨物ドライバーに参入した人が居ました。目標がきちんとあるので、貪欲に売上を伸ばしていました。
結果、自分の店を持つという夢を叶えることに成功しました!
・スマホが使えない人
軽貨物業界もIT化が進み、仕事をする時、仕事を探す時にもスマートフォンの活用は必須になりました。
基本的に難しい操作はないですが、スマホを毎日使ってない人は苦戦する可能性があります。
LINEや電話操作、Google検索やマップが使えてれば問題ないです。
まとめ
「軽貨物ドライバーはやめとけ!」の声は無視して挑戦する価値があります。
未経験者が、軽バンを購入して、給料が保証されない働き方をするのはリスクがあるので「やめとけ」と言われるのは、ごもっともです。
しかし、良い業務委託会社を見つけることでリスクを回避する事ができます。
人間関係で悩む事なく、自分のペースで仕事できる個人事業主の軽貨物ドライバーには魅力があります。
仕事に慣れてきたら、荷主を探して営業するのも
良い経験になるのでオススメです!
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